ヴィドール:オルガン交響曲第1〜4番(2SACD)
クリスティアン・シュミット
「オルガン交響曲」は、オルガン独奏のために書かれたヴィドールの代表作で、全部で10曲書かれていますが、ここにはヴィドールが28歳の時に書いた第1番から第4番の4曲が収められています。
オルガン一族に生まれたヴィドールは、25歳の若さで、著名なオルガン製作者であるカヴァイエ=コルの推薦を得てサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任。その3年後に書いたのがこれら4曲で、若きヴィドールの意欲の反映された作品となっています。
演奏のクリスティアン・シュミットは1976年生まれで、ザール音楽大学で教会音楽とオルガン、ザールラント大学で音楽学とカトリック神学を学んだ人物。
シュミットの録音は、これまでにcpoレーベルでのヴィドール、パッヘルベルやケクラン、リストのほか、ドイツ・グラモフォンでマグダレーナ・コジェナーと組んだ「Prayer(祈り)」というアルバムもありました。
今回の2枚組アルバムは「オルガン交響曲6番&オルガンと管弦楽のためのシンフォニア・サクラ」、「オルガン交響曲第7番&オルガンと管弦楽のための交響曲第3番」に続くヴィドール第3弾となるものです。
使用楽器は、1888年から90年にかけてカヴァイエ=コルがてがけたフランス、ルーアンのサン・トゥアン聖堂にあるオルガンで、大きな改造を施されることなく、当時の響きを現在に聴かせる銘器としても知られています。(HMV)
【収録情報】
ヴィドール:オルガン交響曲集 Op.13
● オルガン交響曲ハ短調 Op.13-1(第1番)
● オルガン交響曲ニ長調 Op.13-2(第2番)
● オルガン交響曲ホ短調 Op.13-3(第3番)
● オルガン交響曲ヘ短調 Op.13-4(第4番)
クリスティアン・シュミット(オルガン/カヴァイエ=コル製作、1890)
録音時期:2010年
録音場所:フランス、ルーアン、サン・トゥアン聖堂
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND